実は最近知って怖ろしいと思った言葉です
女は三界に家無し
出典:goo辞書https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%A5%B3%E3%81%AF%E4%B8%89%E7%95%8C%E3%81%AB%E5%AE%B6%E7%84%A1%E3%81%97/
女は幼少のときは親に、嫁に行ってからは夫に、老いては子供に従うものだから、広い世界のどこにも身を落ち着ける場所がない。
何これ怖い
そして地味にその通りだから更に怖い
幼少の頃から抱いていた違和感がこの言葉に凝縮されているような気がしました
私が自分だけの家が欲しい、いつか買いたいという記事を書いたことがありますが、その根本にあるのはこれなのかもしれません
私には男兄弟がいますが、子供の頃から「家を継ぐのは長男だ」と言われておりました
別に私が継ぎたいと強く思っていた訳ではないとは言え、長男だけが将来の住む家の心配をしなくていいというのが納得できませんでした
どうせ娘は結婚して出ていくという常識もあったからかもしれません
しかし私は未成年の頃から「なんか一生独身のような気がする…」と思っていました
だからこそいつか自分で家を購入しなければいけないという考えに至ったんですね
それには正社員にならなければならない、とも思いました
これまでずっと正社員にこだわってきた理由はこれです
だからこそ酷い待遇の所でも頑張って働いたわけです
いつか家を建てなければならないという目標があったから
実家はいつか追い出されるものだと思っていたからです
しかしその心配がない私の兄弟である長男は好き勝手に生きていました
頑張って貯蓄することもなく、就職活動を頑張ることもなく
家が手に入るのが決まっているからです
ローンを組まなくても終の棲家はもうあるのです
もう納得できない
どんなにプラプラしていても「出ていけ」と言われることはありませんでした
一方の私はずっと正職をキープしつつブラックな職場で残業しまくって働いていたにも関わらず「自立しろ」と言われました
それも兄弟がプラプラしている時期に言われたのでカチンときました
ただその時はブラック企業で給料も少なくもちろん家賃補助なんか出ない所だったので断念
でもこっそり物件を探し始めた時期でしたね
当時の給料で借りられる所はボロアパートだけ…
運良く比較的まともなところに転職できた頃から本格的に引っ越し先を探し始めました
アパートを探していると母に言っても「ふ~ん」という感じで全然興味無さそう
私がずっと実家暮らしだったので本当に出ていくと思っていなかったようです
一人暮らししろと言っていたくせに何なんだと思いました
不動産会社で部屋を決めて保証人の件で家に電話した時かなり驚かれましたね
私はカチンときた時の事が忘れられなくて、とにかく出ていく事が最優先となっていました
引越しも全部一人で行い、一切家族の手を借りませんでした
私はずっとキレていたのです
実際それで良かったと思います
本当なら、最初に働き始めた時点で家を出るべきでした
それすらできないほどの給料だったのが残酷です
やっと一人で暮らせるようになったと思ったら今度は難病
兄弟はま~~~~~健康です
なんで私ばっかりこんなに苦労するんだ、なんでこんなに必死にお金貯めてるんだ
将来考えて積立までして、iDeCoまで始めて、家の心配して
それなのにクローン病になって婦人病になって薬に何万も掛かって
バカみたい
昔は仲の悪い家族とかよく分からなかったんですよ
なんで家族なのにいがみ合うんだろうとか、遺産相続で兄弟が揉めるんだろうとか
不思議でした
なんか分かってきたのが怖い
こうやってすれ違って壊れていくんだろうなと
もちろん今現在喧嘩したり揉めてる事は無いのですが、将来揉める気がしてならない
誰かが我慢すれば収まる事も歳と共に我慢耐性が低下した私には無理かもしれない
こんなに頑張ったのに!というのが将来爆発しそうです
正直将来どうなるのかは本当に分からないですよね
親より先に天に召される可能性もあります
もしくは障害が酷すぎて介護施設に入所しないといけないとか
そうなってしまったら終の棲家は完全に無駄です
ただ今はできることをやりまくって将来の備えをするしかありません
家も今買うより空き家問題が深刻化した時の方が絶対得でしょうから今すぐ買うのは止めようかと思います
そもそも今住んでいる所は数十年後に人口減少著しいと予測されている所なので絶対家が余るはずです
それまでは賃貸で我慢するしかなさそうですけどね
騒音問題を解決するには戸建ての賃貸かな
本当は早めに好き勝手できる家が欲しいのが本音
病気が重くならない、死なない、を目標に頑張るしかない
お金だけ貯めて死ぬのは嫌なので楽しんで過ごせたらいいなと思います