なんで自分がクローン病になんかになってしまったのか

こればかりはまだ理由が解明されていないので分からないですけど。
患者さんも結構多いとは言え、何で私が…って感じは正直拭えないです。
それは全ての難病に言えることですけどなんですけどね。

「いやマジで何で私なんだよ」
皆この感情を乗り越えて生きてるのかな…

きっと健康そうな人達も、言わないだけで何かしら疾患持ちかもしれません。
私よりもずっと難しい病気と闘いながらそれを内緒にして働いている人も周りにいるかも。
そう考えると私がこの世で一番不幸なのよ~みたいな感情は無くなります。

実をいうと親族にかなり深刻な難病持ちがいるから、
それに比べたらクローン病なんて比較にもならないです。
私は今自分で歩けるし一人で暮らせるしフルタイムで働けます。
もはや健康な人では?
この状態を維持していくのが今の目標です。


ネットで見ているとやはり10代や20代前半で発症している方が多いような印象を受けます。
私は年齢を公表するのは躊躇われる歳になってしまったので言いませんが笑

中学生・高校生・大学生
まだお酒も飲んだことのない子達がクローン病の診断を受けることは絶望的だろうなと思いました。
大学入学直前にクローン病が発覚した子の話も最近聞きました。
これから友達と飲み会したりファーストフードでダラダラしたり…
それらを諦めたり我慢したりするのはかなりの精神的苦痛だろうな。

私は散々酒も飲んだしジャンクフードも食べまくってきました。
だからこれからほとんど食べられない事実にショックを受けながらも、今まで散々食べられた過去があるから満足感もあります。
私はそれなりの歳なので、クローン病の診断を受けてショックで涙がこぼれた日もありましたが、割と今は吹っ切れています。

でもこれが思春期だったらもっと引きずっていたはずです。
「なんで私が」という感情ももっと強烈に抱いていたと思います。
そして家族に当たり散らしていたかもしれません。
この年齢まで好き勝手に食事できていた事に今は感謝します。

今まで経験していたことが出来なくなる悲しさと、経験できると楽しみにしていたことを経験せずに終わる悲しさ、どちらも酷い現実ですね。

今医療技術も進歩しています。
もしかしたら今クローン病を発症してしまったお子さんが大人になるころ、治療法が確立されている可能性もあります。
本当は私が生きているうちに完治する病気になっていてほしいけど!

どうか病気の原因が判明しますように。
どうか良い薬ができますように。
今はそればかりです。

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